【千葉市若葉区】賃貸アパート鉄骨階段の錆止め・上塗り塗装事例
鉄骨階段の塗装が賃貸アパートにとって重要な理由
こんにちは。外壁塗装・屋根塗装・防水工事専門店「對馬総建(つしまそうけん)」の現場責任者です。
今回は、千葉県千葉市若葉区の賃貸アパートで行った、鉄骨階段(外階段)の錆止め塗装〜中塗り塗装〜上塗り塗装の施工事例をご紹介します。
賃貸アパートの鉄骨階段は、入居者さんが毎日使う“共用部の中心”です。外壁塗装と同じく建物の印象に直結する一方で、鉄部は塗膜(塗装の膜)が傷むと錆(さび)が進みやすい素材でもあります。
錆が進行すると、見た目の問題だけでなく、
・表面が荒れて衣類が引っ掛かる
・粉が落ちて汚れやすくなる
・部分的な腐食が起点となり、補修範囲が広がる
といった“運用上の困りごと”に繋がりやすくなります。
今回の現場でも、写真の通り階段裏や踏板下面(ふみいたの裏側)まで塗装対象となるため、「どこを先に整えるか」「塗り残しが出やすい部位はどこか」を工程ごとに確認しながら進めています。
施工の流れ(千葉市若葉区|賃貸アパート)
① 鉄骨階段のケレン作業(下地処理)
※ケレン=古い塗膜や細かな錆を落として、塗装が密着しやすい面に整える作業
目的(この工程で達成すること)
- 鉄部表面の荒れや、旧塗膜の弱い部分を整え、次の塗装がしっかり“乗る状態”を作る
- 錆の起点になりやすい箇所を先に処理し、後工程の塗装が長く安定する下地を整える
手順(どう進めたか)
写真では、サンドペーパーで階段裏を手ケレンしている様子が確認できます。

外階段は形状が複雑で、凹凸・端部・角が多いため、機械だけで済ませず、手作業で当たりを見ながら整えています。

職人のチェックポイント
- 触ったときに粉が付く(いわゆる粉化)が強い面は、塗膜が弱っているサインとして重点的に確認する
- 角・折り返し・端部は塗膜が切れやすく錆が出やすいため、見落とさずに処理範囲を広げる
- 研磨にムラが残っていないかを確認し、次工程で艶ムラが出ない下地状態を整える
失敗しやすい点と対策
削り不足(注意)
旧塗膜の弱い層が残り、塗装後に浮きやすくなる
→ 触感と見た目(ザラつきの均一さ)を確認しながら範囲を調整
削りすぎ(注意)
必要以上に地金を出すと、余計に錆リスクを上げる場合がある
→ “落とすべき所だけ落とす”を意識し、部位ごとに当て方を変える
② 鉄骨階段の錆止め塗装(下塗り)
目的
- 鉄部に水分や空気が触れにくい状態を作り、錆の進行を抑えるための下地を形成する
- 上に重ねる塗料が安定して密着できるよう、塗膜全体の“土台”となる層を作る
手順
写真では、ローラーで階段裏・踏板下面に錆止めを塗布している様子が確認できます。

平面はローラーで均しつつ、端部や狭い箇所は塗り残しが出ないよう塗布範囲を意識して進めています。

職人のチェックポイント
- 階段裏は光が当たりにくく塗り残しの発見が遅れやすいため、立ち位置や角度を変えて確認する
- ボルトまわり・折り返し・端部は錆が出やすい“要注意ポイント”として、塗膜の回りを重点的に確認する
失敗しやすい点と対策
薄く伸ばしすぎ(注意)
錆止めは“膜”として効かせる必要がある
→ ローラー目が消えすぎていないか(塗料がしっかり乗っているか)を目視で確認
部位の塗り飛ばし(注意)
階段裏は見落としが出やすい
→ 施工中に立ち位置を変え、同じ方向からだけ見ない
仕上がりの見どころ
錆止め後は、鉄部が一度均一な色で包まれ、素材が保護された状態になります。

写真でも、階段裏まで塗膜が回っている様子が読み取れます。
③ 鉄骨階段の中塗り塗装(仕上げ1回目)
目的
- 仕上げ色の“1回目”として外観の印象を整え、全体の見え方を安定させる
- 上塗りに繋がる塗膜の厚みと均一さを作り、仕上がり品質の土台を整える
手順
写真では、階段裏にローラーで中塗りを入れており、塗った部分と未塗装部分の境界が見えます。

塗り継ぎが出やすい工程なので、塗装の進め方(面の取り方)が重要になります。

職人のチェックポイント
- ローラーの動かし方によって艶ムラが出ていないかを確認する
- 角・端部で“塗膜切れ”が起きていないかを重点的に確認する
- 見上げた際にラインが乱れて見えないかを確認する(階段裏は特に視線が集まりやすい)
失敗しやすい点と対策
塗り継ぎ跡(注意)
途中で乾き始めると、塗り継いだ境界が残りやすい
→ 面ごとに区切って進め、塗り継ぎ位置をコントロールする
ダレ(垂れ)(注意)
裏面は重力の影響を受けやすく、塗膜が垂れやすい
→ ローラーの含みと押さえ方を調整し、厚みの偏りを減らす
仕上がりの見どころ
中塗りの段階で、外階段の印象は大きく変わります。

写真からも、表面の整い方が進み、仕上げに向けた下地ができていることが確認できます。
④ 鉄骨階段の上塗り塗装(仕上げ2回目)
目的
- 最終の塗膜として、耐候性(雨・紫外線などへの強さ)を完成させる
- 艶と均一感を整え、共用部としての見映えを仕上げる
手順
写真では、階段裏面に上塗りを入れており、塗装面がより滑らかに見えます。

上塗りは「塗って終わり」ではなく、見え方の最終調整でもあるため、光の当たり方を確認しながら進めます。

職人のチェックポイント
- 反射や艶の出方が揃っているかを確認する(角度を変えて見え方をチェック)
- ローラー目が偏っていないかを確認し、一定方向に揃える
- 塗り残しが出やすい端部が、仕上げ段階で“最後に薄くなっていないか”を確認する
失敗しやすい点と対策
部分的な艶ムラ(注意)
塗装の方向・重ね方の違いで出やすい
→ 面ごとにローラーの流れを統一し、視認しながら修正する
細部の取りこぼし(注意)
最後の工程ほど気が緩みやすい
→ 仕上げ前に“見直しルート”を決めて確認する
仕上がりの見どころ
上塗り後は、塗膜の均一感が整い、鉄骨階段全体が清潔感のある見た目になります。
階段裏まで塗装が回り、共用部としての印象が引き締まっているのが分かります。
⑤ 施工後(完成)|共用部としての見え方を最終確認
最後は、全景での確認です。写真では、外壁面とのバランスを見ながら、鉄骨階段全体がまとまって見える状態になっています。

賃貸アパートでは、階段は入居者さんの動線であり、内見時にも視線が集まる場所です。
細部(階段裏)まで仕上がっているかを確認して、施工完了としています。
職人コメント(まとめ)
鉄骨階段は「錆が見えてから」よりも「兆候の段階で」手を入れる方が、結果的に修繕範囲を抑えやすい部位です。
気になる点があれば、点検ベースのご相談からでもお気軽にお声がけください。







